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所在地:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浜ノ宮348
平成18年6
月28日(水)曇
補陀洛山(ふだらくさん)は観音菩薩が住むという伝説の山で、那智の浜が補陀洛山に通じる場所と信じられてきた。
平安時代から江戸時代にかけて、この寺では僧が小さな舟に30日分の油と食糧をたずさえて、
南海の果てにあるという観音浄土を目指して船出するというならわしがあった。
これが「補陀洛渡海(ふだらくとかい)」で、記録に残る限りでは19人の僧が補陀洛山に往生しようと試みた。
寺には渡海した僧たちも祀られている。本尊の三貌十一面千手千眼観世音菩薩は平安後期の作と伝えられ国の重要文化財。

船上に造られた屋形には扉が無い。屋形に人が入ると、出入り口に板が嵌め込まれ外から釘が打たれ固定されるためである。
その屋形の四方に4つの鳥居が建っている。これは「発心門」「修行門」「菩薩門」「涅槃門」の死出の四門を表わしているとされる。
渡海船は伴船に沖に曳航され、綱切島近くで綱を切られた後、朽ちて沈むまで漂流する。
江戸時代、屋形を破り付近の島に上陸した金光坊という僧が捕らえられ、強制的に海に沈められたという話が伝えられている。